PMきのこ本を読んだ

プロジェクト・マネジャーが知るべき97のことを読みました。日本人による11本のエッセイも追加されているため、トータルでは108のことになります。プログラマが知るべき97のことと同様に、見開き1ページに1つのエッセイが書かれているため、非常に読みやすい形になっていました。

全体的には、まずアジャイルに関連する話が非常に多かったです。日本ではまだあまり一般的ではないように思いますが、アジャイル開発は着実に浸透しているようです。また、開発チームだけでなくステークホルダー、顧客、あるいは契約といった話もありました。個人的には、プログラマが知るべき97のことよりもやや見劣りする感はありましたが、ビジネス書として面白かったです。

例によって自分の気になった話をいくつか挙げてみます。

07. スキルでなく素質のある人を加えよう もしスキルがぴったり一致するという理由であなたを雇おうとしているように見えたら、その雇い主は実際には「私たちはあなたに投資するつもりはありませんよ」と言ってるのだと思いましょうと。

僕も管理職の端くれということで採用業務なども行うようになっていますが、「強いチーム」よりも「強くなれるチーム」を目指していきたいですね。なかなか現実には難しい部分もありますが…。

21. プロジェクトマネジメントはプロブレムマネジメント 結局のところ、こうした理想と現実の違いや混乱をなくしていくことこそが、プロジェクトマネジメントの仕事なのです。

たしかに、プロジェクトマネジメントの上手い人はこういうふうに動いてる。

27. 見積もって見積もって見積もる 結局のところ、見積りを改善する一番の方法は、実際にどうだったのかを必ず記録して、チームがどれくらいうまく見積もれたかフィードバックを得ることです。

見積もりがあまり上手くない人を思い浮かべてみると、なるほどなぁ。。という感じ。見積もり改善のヒントになりそう。

57. 「もうすぐ」よりも「今」を大切に 早く成功することは遅く成功するよりも百倍よいことにすぎませんが、早く失敗することは遅く失敗するよりも百万倍もよいことなのです。

問題は、このマインドをどう浸透させるか。。

79. 重要だが緊急ではないこと あなたはプロジェクト・マネジャーとして、重要だが緊急でないアクティビティにチーム全体の作業を集中させることのできる唯一の立場にいます。意味のないタスクや、ほかのチームからの緊急だが重要ではない要求を減らすことがあなたの仕事なのです。

管理職になってからは、意識的に「今」の仕事を自分でやらないようにしているけど、それもこの考え方の亜種になるのかな。自分のタスクだけでも、なるべく重要だが緊急ではないことにシフトしてくようにしてる。

83. モラルの重要性を認識する チームが交流しているから、チームのモラルが高いわけではありません。モラルが高いから、みんな進んで交流しようとするのです。

ニュアンスはわかるけど、実際にどう動いたらいいのかは今後の課題です。。

89. 頻繁に即座にミーティングする 最も恐ろしいミーティングのひとつが、典型的な月曜朝の進捗ミーティングです。そうでなくても月曜日は十分ひどい日なのに。

月曜朝MTG断固反対!それでなくても定例MTGは極力減らしたいですね。

94. ビジョンを共有する 会社をダメにしたがっている愚か者だと思っていた人たちのほとんどは、相互理解することによって、実際にはチームの課題を解決しようと力を合わせて取り組んでいる仲間だということがわかるでしょう。

これは、そうであると仮定して行動しないとダメだな。きっと、自分から見てダメな人っていうのは、何かボタンを掛け違えてるだけなんだと信じないと。。

こうやって見ていくと、中間管理職の仕事はプロジェクトマネジメントとほとんど同じなんだなぁ…。管理職の人はみんな読んだらいいと思う。