SE必読!品質力をつける1冊

今年から部署が変わり、システムの品質管理をすることになりました。去年までは自社Webサービスの開発がメインだったんですが、今年からはソースの管理やテストのレビューなどを主にやっていくことになります。

うちの会社は去年まで色々と適当だったので、運用フローを作るところから始まりました。全くのゼロスタートなので、相当大変です。そもそも僕、座右の銘が適当と言っても過言ではないので、品質管理って相当似合わない気がするのですが…。とにかく品質を管理しないといけないので、システム開発の品質管理について良い本がないか探してみました。

SEの「品質」力 (技評SE選書)
そもそも品質にフォーカスして書かれた本が少なかったですが、こちらはなかなかの良書な気がします。

品質とは何か

品質(ひんしつ、クオリティ = Quality)は、工場で生産された製品や、サービス業が提供するサービスの有する特性、もしくは属性をいう。ISO・JISの定義では「明示または暗黙のニーズを満たす能力に関する、ある"もの"の特性の全体」としている。 品質 - Wikipedia

システム開発で品質と言うと、バグ率とかパフォーマンスとかサービスレベルとかそういうものを想定しがちですが、この本ではWikipediaに倣い、エンドユーザのニーズをどこまで満たせるか、という点を品質としています。という前提で、品質の様々な難しさを説明した上で、品質に立ち向かう術を紹介してくれています。

品質特有の難しさ

システム開発に限らずあらゆる仕事で、管理指標の三本柱に「コスト」「納期」「品質」が挙げられます。この中で、「品質」だけが客観性に長けた数値を持っていません。それゆえに、様々な問題が引き起こされています。

例えば、以下のような問題があります。

  • 品質を測る基準がなく、現在のシステムの品質が良いのか悪いのか誰もわからない
  • 社内で策定した基準を突破するのが目的になり、本来の目的であるエンドユーザのニーズが満たされなくなる
  • 誰もが品質は大事だと思っていながら、「コスト」や「納期」よりも後回しにされる

システム開発に携わったことのある人なら、思い当たるところがあるのではないでしょうか。残念ながら、僕はすごく思い当たるところがあります…。

品質を保つには

さて、品質を保つためにはどうしたらいいのでしょうか。その方法はこの本を読んだ上でじっくり考えるとして、この本に載っていた問題を載せてみます。著者が昔、若手社員向けの教育テキストのテスト問題として見たそうです。この問題答えられなかったとしたら、この本を一度読んだ方がいいかもしれません。

【問題】仕事を進める上で最も大事なことは何か。

本の中では解答がすぐ横に書いてあったので考える間もなく目に飛び込んできてしまいましたが、是非、じっくり考えた上で下記を反転してみてください。

【解答】自分がやらねば、という切迫感。

SEの「品質」力 (技評SE選書)